「くりぃむしちゅーの笑いのルーツがここにある」 有田哲平
くりぃむANNに於いて、一番の人気回といえば44回(2006年5月30日)45回(同年6月6日)に放送された
「済々黌ラグビー部祭り」で間違いない(厳密には44回はラグビー部祭りでは無いが)
1、済々黌高校とは
まず、このブログを見ている方ならお馴染みだと思うが「済々黌」というのはくりぃむしちゅー二人の母校「熊本県立済々黌高等学校」の事である。
済々黌ラグビー部祭りはそんな二人の高校時代の思い出を話すだけの回だ(だがそれが最高に面白い)
2、事の始まり
結果的に済々黌回となった44回だが、なぜいきなり高校時代の話が始まったのか
「上田さん、記憶力テストをしましょう」 有田哲平
記憶力には自信があった上田晋也、かつては有田哲平の思い出すら記憶していたというほど、しかし最近はその記憶力の低下が著しいという。
有田哲平が発する、あるワードを上田晋也は上手く説明出来るのか?
有田哲平「黒瀬直邦」
上田晋也「あふふふふwwwwwww」
1ワードを発しただけで笑う上田晋也、それほど黒瀬直邦は彼らにとって面白い存在であることが分かる。
その後も
「まさきよ監督」 「なせん」 「ぷ」等、我々ファンからはお馴染みのワードが続く。
途中、有田哲平があることを呟く
「ここ(高校時代)にお笑いの全て、ルーツがある」
3、ルーツとは何か?(なんか?)
有田哲平の言った高校時代の笑いのルーツ、これはどういう意味なのか、
それはくりぃむしちゅーの現在の活躍を見ると、なんとなくその意味が見えてくる。
「ぷ、ぶん殴られ事件」
「お前じゃないよお前じゃ、俺だよ俺」
「なんか!」
「もいっちょ集合!」
この名言の数々をストーリー仕立てで説明する二人、改めて聞き直すと分かるが、
ラグビー部祭りに出てくる登場人物は結構多い(20人近くはいるだろうか)
くりぃむしちゅーの二人はただの高校生、顧問、監督のモノマネを
見たことも聞いたこともない我々にも、特徴が一瞬で伝わるような口調、声色を一人ひとり再現している。
そしてこのようなモノマネを高校時代にしていたという。
ここに笑いのルーツが隠れていたのである
そうくりぃむしちゅーと言えば、二人共モノマネが得意であり、レパートリーも豊富である、それは正に高校時代が活きた結果であると言える。
ラグビー部での活動を巧みな話術で我々を笑わせる二人、こんなに多くの登場人物を全員面白く話す技術に圧倒される。
そんな登場人物達のある共通点にお気づきだろうか?
それは、、、
「あだ名が複数ある人が多い」
もちろん全員に共通しているわけでは無いのだが、
なぜかラグビー部祭りのメンバーはあだ名が複数ある場合が多い
黒瀬直邦に関しても
「瀬黒」「直瀬」「ちょっくに」「いかちょー」「としお」など、やけに多い
ここに有田哲平の笑いのルーツを私は感じた。
あだ名を変えるというのはその人物の「新しい部分」を感じた(もしくは感じたい)からだと思う。
現在の有田哲平は「全力!脱力タイムズ」に代表されるように新たな笑いを探求している。
つまり有田哲平は学生時代から「周りの人物に様々あだ名を付ける=新たな面白さを常に探す」事をしてきた結果、現在のクリエイティブな笑いの才能に繋がったのではないかと私は考えた。
「(黒瀬先生は)俺達の笑いの宝庫、原点になる人」 有田哲平
黒瀬直邦やラグビー部の面々はくりぃむしちゅーのお笑いを作ったと言っても過言では無いことは、この記事を読んでいただいた皆様にはもうお分かりであろう。
確かに二人の笑いのルーツがここにあったのだ。
つまり今日も我々の日常にくりぃむしちゅーがいるのも黒瀬先生のおかげだと言える。
そんな黒瀬先生にはこう言いたい
「直瀬、ありがとな〜」